姿成し型辿り その1 刀銃VS薙扇
皆様こんにちは。斬、振ってますか。
今回は姿成し型辿りの第1回。
このコーナーの趣旨について前回の記事をお読みでなければ、こちらを先にお読みください。
まずは初回ということで基本セット対決です。
マッチアップはユリナ・ヒミカVSサイネ・トコヨ。
新幕のルールブックにてサンプルデッキは6種類あります。基本セットで選べる全ての組み合わせが記載されていますが、この中から何故この組み合わせを取り上げたのかといいますと、第二幕の基本セットにおいてサンプルデッキとして取り上げられた組み合わせであったからです。過去を辿るには悪くない材料でしょう。
眼前構築ですが今回9構築頂きました。刀銃が5、薙扇が4構築です。投稿いただいた皆様ありがとうございます。
それでは早速見ていきましょう。
刀銃
◆この構築にした理由を自由にお書き下さい
間合い2で殴りたい
ユリナの攻撃カードをとにかく片っ端からピックアップされています。
デッキ1巡目でフルバーストと斬でライフリードを取り、後は近距離でバックドラフトを絡めた重めの攻撃を繰り返していく感じでしょうか。
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ユリナヲシンジヨ
ユリナを信じてユリナの攻撃カードが多めのピックアップ。先ほどのデッキとはフルバーストと足捌きが入れ替わった1枚差の構築です。
フルバーストが無くなった分、序盤のライフリードの代わりに得意間合に踏み込むことを想定されている様子。また、バックドラフトの連火を狙うに際しフルバーストが腐ることが無いのがポイントでしょう。
◆この構築にした理由を自由にお書き下さい
相手から見ると間合2は居やすい場所に見えるため、後退用のカードを入れているはず、それを無効化することで有利を取りに行きたい。通常が金太郎飴なので浮船は欲しく、律動弧戟や千歳用の浦波、浦波を撃つタイミングが無ければ決め手になるイマジンで切札を固定(やはり攻撃切札は入れずらい)中空で戦うのでラピッドファイア以外は確定、気炎も迷ったが間合4で棒立ちは少し怖く、間合4からなら詰の1回で間合7まで下がるのは可能と判断しラピッドファイアを入れる。
間合が2に収束するとはよく言われます。薙扇側の得意間合が3-5、最高の打点が出るのは4なので大概は後退していく訳ですね。そして後退用のカード、離脱後の圏域、跳ね兎で2から4に間合が動きます。ゲームの焦点は間合4でしょう。その4間合周辺での攻撃にカードを寄せることで、相手が勝手に間合調整をしてくれることになります。
攻撃切札を浦波嵐以外採用せず、通常札だけでリーサルを取る為にスカーレットイマジンに。後退用のオーラも浮舟宿で賄えますし切札だけでの連火達成も容易ですね。
◆この構築にした理由を自由にお書き下さい
豊富な対応があるが攻撃1枚で相手のカード1枚を捨てさせられるならそこまでの損はない。ただし、相手の対応の方が枚数が多いと詰むので攻撃をしこたまデッキに入れる。 「フルバースト」を使用すれば大半は前進するので、普通に中距離で戦う。相手のフレアが十分あると「律動弧戟」の圧が高く、対応を考えるのも面倒なので、相手の攻撃は全てライフ受けして短期決戦狙い。また、「氷雨細音の果ての果て」の対策としてオーラは極力多めをキープ。 切札込みでデッキ全ドローできるので、全て叩きこんで勝てるラインを見極めること。
改めて薙扇側のカードプールを見てみると対応の枚数がえげつないもので、通常札5枚が対応だとか切札が全対応だとかも有り得るものなのですねぇ・・・。
フルバーストでオーラが空けば相手が間合と防御(纏いだと結局銃の間合)の為に前進してくるでしょうし、そうなると先に得意間合を踏むのも相手でしょう。そこで先に振られた攻撃で溜めたフレアとまとめて引いたカードで一気にケリを着ける、と。
直前のデッキに比べ、間合を中距離に、瞬間に攻撃を吐き切る様シフトした様子です。
◆この構築にした理由を自由にお書き下さい
前で殴れば勝てる(小並感)
始め2つのデッキに近く、ユリナに重きを置いたタイプです。居合がシュートに置き換わり、間合4にて通常札から月影落が繋がりやすくなっています。
そして月影落とクリムゾンゼロの両採用と、4間合以内ならどこからでも切札を当てるという相当な意志を感じます。
構築タイプ
簡単に纏めると以下のような感じでしょうか。
◆ユリナメイン
・手札を溜め込むとバックドラフトで重めの一撃を繰り出すビートダウン
◆ヒミカメイン、中距離型
・相手の間合を逆手に取り、自分が攻撃を加えてペースを握るタイプ
・6フレアで3-5間合、対応の上から連打して決着をつけるラッシュタイプ
尚、5デッキのカード採用上位はこのようになりました。
100%…斬、一閃、浦波嵐
80%…柄打ち、バックドラフト
60%…圧気、浮舟宿、月影落、シュート、フルバースト
なお、0%…気炎万丈、天音揺波の底力、スモーク、ヴァーミリオンフィールド
薙扇
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久遠や音無の圧があるため基本的にこちらのリーサルラインの方が高くそれを活かしたかったから
構築には投入されていませんが、久遠の花と音無砕氷がプールにあるということは切札が2枚見えていないだけでダメージが2点軽減される可能性があるということを意味します。そう、圧があります。
不用意な攻撃を振ろうものなら軽減されてトドメが刺せず、その隙を八方振りに律動弧戟。刀銃には対応が浦波嵐1枚しかありませんので、こちらの方がリーサルラインが高いと見れる訳です。
慎重に攻める事を要求した相手にぶつけるのは、リーサルラインが高めの切札構成。5オーラをものともせず、相手のライフを一気に削ってしまう事でしょう。
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ヒミカの攻撃は序盤のみで最終的に相手は2〜3距離で戦うことを想定した構築
ユリナメインの構築と読んで構成されたタイプです。対応の数実に6枚、ユリナの間合で可能な対応が5枚。境地の雅打ちがユリナの通常札には全て刺さり、柄打ちと一閃には詩舞も効きますね。たとえそれらが捨て札に有ろうとも衝音晶や音無砕氷を乗り越えて攻撃を当てるのは難しいことでしょう。
相手の攻撃はきっちり躱し、的確に梳流しを当ててリードしていくデッキですね。
◆この構築にした理由を自由にお書き下さい
決死状態と戦う必要がないように1ターンで7,8ライフを削れるようにする。相手の対応が「浦波嵐」のみのため、ライフが6以下になればフレア10まで溜めて勝利できる。 そのために相手への攻撃は最小限にして「月影落」のフレアを溜めさせず、自分は全てライフ受けする。ヒミカの攻撃は「纏っておけばよかったわ~」と言って誤魔化す。「一閃」をライフ受けしたら作戦がバレるため、その返しのターンには決着をつけるように。
1つ目の構築に比べ、見切りと圏域のみ違う構築です。
切札のリーサルラインが高めの為、フレアさえ潤沢にあれば1ターンに7,8ライフを削ることも夢じゃありません。
相手のフレアが無ければ月影落は初めからなかったようなものですから、切札差で一気に押し込んでしまいましょう。
◆この構築にした理由を自由にお書き下さい
(コメントなし)
2つ目のデッキの跳ね兎が圏域になった形です。加えて切札にて音無砕氷が常世の月となっています。
跳ね兎と圏域はどちらも後退用のカードですが、圏域が付与札である分持続性があり相手を間合に踏み込ませない利点があります。間合2から4に移動するのに基本動作が1回必要ではありますが、それは跳ね兎とのトレードオフ。
音無砕氷を外したことで対応防御力は下がりますが、使い方が様々な常世の月にすることで、纏いに回すはずだった攻撃カードを攻撃に使用するといったこともできます。
パラメータとしては防御を攻撃に若干シフトした形になります。
構築タイプ
先ほど同様簡単に纏めると以下のような感じでしょうか。
◆近距離対策対応型
・ユリナを徹底的に咎める構築
◆律動、共鳴、千歳の高リーサル型
・決死状態にさせずに一気にライフをもぎ取る構築
尚、4デッキのカード採用上位はこのようになりました。
100%…八方振り、薙切り、律動弧戟、梳流し、雅打ち
75%…返し刃、衝音晶
50%…圏域、響鳴共振、詩舞、千歳ノ鳥、久遠ノ花
なお、0%…無音壁、氷雨細音の果ての果て、要返し、風舞台、晴舞台、無窮ノ風
無窮ノ風は…刺さる先無さそうだし…まぁ…。
今回はここまで
さて如何でしたでしょうか。
次回ですが登場希望が「扇鎌」としかなかったので、対戦カードを募集したいと思います。
コメント欄もしくは私のTwitterまでご連絡ください。
それでは。